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所有から共有へ。変わる幸せの価値

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「限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭」という本を読みました。この本は勝間塾の課題図書だったのですが、結構難しかったです。世界史や資本主義について相当詳しく説明されていて、読むのに根気が要ります。それでもこれからの社会がどうなるか、の片鱗は窺うことができました。

限界費用ゼロというのは、ここまでインフラが整備されてきた社会において、様々な費用が限りなくゼロに近づいていくという話です。そうなるとこれまで当たり前だった資本主義経済が成り立たなくなり、協働型コモンズの社会に移行していくと言っています。近年SDGsという言葉が浸透してきているように、物を消費して使い捨てるのではなく、持続可能な社会を作っていこうという流れになってきました。物は所有するのではなく共有する時代になっていきます。そうなると幸せの価値観も変わってきます。共有できる仕組みを作っていく人が、今後社会を担っていくのではないか、と私は思いました。

現に多くの情報はネットで無料で得られます。また音楽も無料で聴けたり。安価なオンラインサービスがいくつもあり、店舗に行かなくても買い物ができます。これまで必要だった人手や手間が省かれた分、安くて便利になったことを実感します。

今後どういう業態やサービスが伸びていくのか、具体的な例を知りたいところですが、AIやIoTがますます活用されていくのは間違いありません。個人レベルでもテクノロジーを使いこなさないと確実に乗り遅れます。乗り遅れると、古くて高いサービスしか受けられなくなるかもしれません。ちょっとしたアンテナを張って、分からないことは調べたり、試したりしながら、行動し続けるしかないですね。

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