2022年6月4日に自分用に書いたnoteの記事を紹介します。これは開業11カ月目に自分用に書いたもので公開はしていません。今読むと切実さや必死さが伝わってきます。これを書いたときは必死さを悟られたくなくて、ブログには書かずこっそりnoteに書いたのでした。この時からもうすぐ3年たちますが、何とかやっています。
2022年6月4日「一旦立ち止まる」
顧問契約が少ないことが恥ずかった
開業してからずっと、「お客さんを取らなければ」という強迫観念がありました。開業したのに顧問先が少なくて恥ずかしいと思っていたからです。SNSでは開業半年で顧問先○件とか、そういう話題を目にするたびに焦りました。とにかくどんな方法でもいいから、顧問契約が欲しかったのです。しかしそう簡単なことではありません。実績もないし、人脈もないし、特に目立った専門性もありません。
今思うのは、顧問契約の獲得に王道はなく、地道な努力やある程度時間が必要なのだということです。そして私自身が「契約が取れない自分」に劣等感を感じ、自分を追い込んで「だめだ、だめだ」と思っている状況自体がよりお客さんを遠ざけているようにも思いました。マッチングサイトに入札しても契約が取れないとか、商談に行ってもその後連絡が来ないとか、そんなことが続くと落ち込んで自信を失くします。
メンタルの立て直し
まずは自分のメンタルを立て直さなくてはいけないと思いました。顧問契約が少なくても、そんなことは誰も分かりません。そう割り切って、まずは現状を受け入れること。そして稼ぎの多い少ないが人間の価値ではないということ。焦っても状況は良くならないのだから、一度焦るのをやめてみようと思いました。
自分目線であったことに気づく
そうすると見えてきたのは、いつも自分目線であったことです。ブログもHPも自分が書きたいことを書いています。好きなことを書くのは楽しいからです。そして自分が頑張っていることをアピールしたかったからです。しかしそれではだめで、相手の知りたいことや求めているものに応える文章を書いた方がいいなと漠然と思いました。これは誰かに言われても納得できなかったと思いますが、何故か自然にそう思い至ったことは大きな収穫です。
今ある課題に応えるサービスはないか
そしてもう一つ、今ある問題に対してそれを解決するサービスはないかということです。例えば退職代行というのが最近出てきましたが、これは昔だったら考えられない仕事です。退職を誰かに依頼するなんて信じられないと思いますが、今はそれが仕事になっています。
そういえば先日も、社保の加入勧奨書類が届いているが加入対象者がいない事業者様がいました。その旨を年金事務所にお伝えください、と言ったのですが代わりに電話してほしいとのことでした。何か言われたら答えられる自信がないというのです。対象者がいないと伝えるだけの代行業務をスポットでお受けしました。本当に何が需要になるのかわからないと思いました。