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情報発信する意味

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たまたま社労士の方のインタビュー記事を読んでいたら、受験勉強の方法が私がブログに書いた内容とほとんど同じでした。体験記を読んで実践したんだろうというのは一目瞭然でした。これを知って嬉しいというより何だかすごく複雑な気持ちになりました。なぜか「役に立って嬉しい」と素直に思えませんでした。

そこで「じゃあどうして私は書いているんだろう?」という自己矛盾に陥りました。もちろん自分の体験が誰かの役に立てばいいと思って書いてきたつもりでした。私もこれまでたくさんの情報をウェブから無料で得てきました。特に勉強方法に関してはゼミに参加したり、SNSで頑張っている人に質問したり、自分でもやり方をとことん考え抜きました。そうやって集めた情報を試行錯誤しながら実践した方法を書いています。だからインタビュー記事を見て腹が立ったのかもしれません。一部を参考にした程度ではなく、ほとんど同じ内容をあたかも自分で編み出したノウハウのように語っていたからです。

しかし考えてみたらこういうケースは起こりえます。記載した内容と同じ方法を公開するなら許可を得てねと言っても、微妙にアレンジすればそうは言えませんし。私の考えが甘かったと思う部分もあります。まぁ見方を変えれば体験記通りに勉強して合格したのだから、私は誇っていいことなのかもしれませんね。これに納得できないのであれば情報は全て有償にすればいいだけのことです。

士業は商品を売るわけではないので、自己開示して人柄や考え方を知ってもらう必要があります。そのために私はブログを活用してきました。これまで直接感想を送ってくれた方、ブログを読んで信頼してくださった士業の先生や、仕事の依頼をくれた方もいます。直接会った時に「読んでいます」と伝えて下さる方もいます。それだけでも十分価値はあったと思いますが、今後どういう発信をしていくか、自分なりに納得する形を模索していきたいと思います。

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