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会話に正解は無い

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湊かなえ氏の「Nのために」という小説を読み始めたのですが、その中で若い女性が将棋に夢中になっている場面があります。若い女性が将棋?と思ったのですが、実はそれは、将来どこかで役に立つかと思って知識を勉強して身に付けたそうです。そういえば私も20代の頃はカラオケで上司が好きそうな古い歌を一生懸命覚えたことがありました。

しかし最近自分の興味を広げる努力をしていないなぁとふと思いました。今日は打ち合わせで野球観戦の話になったのですが、私は野球全般には興味がありません。世間話程度の話もできないので、「これがちょっとまずいかな」と思いました。これと同じく日本史も全く知らないのがコンプレックスで大河ドラマを一生懸命観ています。

人にはそれぞれ得意分野があるので、私だったらこの話題を膨らませるな、というツボは必ずあると思います。それでも例えば相手が「高校時代は高校球児で…」と話してきたら、何かしら返答しなくてはいけませんよね。模範的なかっこいい受け答えができる人を見ると「すごいなぁ」と思ってしまいますが、絶対的な正解はないので、「娘が吹奏楽部で野球応援に行きましたよ~」でもいいのかな。

とにかく相手を尊重する意思が伝われば、実際の受け答えは大した問題ではないのかもしれませんね。最低限これくらい知らないと恥ずかしいと思うこと自体が自分中心の考え方なのかもしれません。知らないことは相手に教えてもらったらいいんですよね。

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