先日、「野心のすすめ」(林真理子著)を読みました。面白くて一気に読み終えました。謙遜する人ばかりの世の中で、これだけ野心をむき出しにしてきたこと自体が本当に凄いことだと思いました。時代のせいもあるかもしれませんが…。
そしてもう一つ、林さんは書くことが本当に好きだということが分かりました。私も書くことが大好きで、学生時代はライターになりたいと思っていました。しかし就職活動では、出版社や編集プロダクションは一切受けませんでした。就職氷河期だったこともありますが、好きな事をしてお金を稼げるわけがない、と思っていたからです。そしてどこかで、自分が好きな事を誰にも否定されたくない気持ちもありました。
その考えは今も変わらず、人が面倒だ、難しい、嫌だと思うことをやってこそお金を稼げるのだと思っています。そういう意味では書くことが苦行になってこそ、稼げるようになれるのだとも思います。自己満足ではなく、読む人が読んで得した、感動した、と思える文章が書けないといけないのです。
そういう苦難も好きだからこそ乗り越えられるのかもしれませんね。先日お話した社労士の先生は「就業規則が好き」と仰っていました。好きであること以上の上達はないのかもしれません。
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