心を開いた方がいいと本で読んだので心を開いたらパワハラに遭いました。どうしたらいいでしょう。
昨日のテレフォン人生相談の内容です。朝食を作りながらふとこれについて考えました。この方の例だと、職場で単調な仕事を与えられた時に「単調な仕事だから本気でやらなかったわ」というようなことを同僚に言ったら「馬鹿にしているのか」と怒られたそうです。これを聞いた時「それはそうだろう」と思いましたし、回答者の大迫先生もそうおっしゃっていました。
しかしふと、「心を開く」とは何だろうと考えました。少なくとも言いたいことを何でも言うことではないと思いました。この方の場合「空気を読む」必要がありました。さすがに仕事でこういう発言はまずいだろうと思われます。しかし相手の気持ちを考えずに発言してしまう人は結構います。私自身もそういう失敗はたくさんしています。だからこそ心を開くとはどういうことなのだろう、と考えていました。
自己啓発系の本は、こういう個別の事案を考慮せず、「心を開いた方がいい」「人に頼った方がいい」などといった方法論だけを述べています。その人の特性や個別の状況が考慮されていません。心の開き方まで教えてくれないのです。相手が不機嫌な時それが自分のせいなのか単なる体調不良なのかは考えてもわかりません。同様に自分の発言で相手が不快に思ったかどうかもわかりません。先の例では「馬鹿にしているのか」と言ってくれただけよかったかもしれません。
きっと今回の相談者さんは「やはり心を開いてはいけないのだ」と思ったかもしれません。どうやって人との距離を縮めたらいいのかわからない、と人が怖くなったかもしれません。それで人付き合いをやめるというのも自分を守る一つの方法です。それでもやっぱり人と心を通わせたいと思ったら、チャレンジしたらいいと思います。しかし相手を不快に思わせないように、と顔色ばかり窺っていると軽んじられます。言いたいことを言うと反感を買います。その中間くらいを狙って本音を出せる場所では出せるようになったら結構世の中うまくやれるのでしょうね。難しいです。