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ジェンダーギャップ指数、今年は116位。

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また今年もジェンダーギャップ指数で日本が主要先進国最下位の116位というニュースが発表されました。またか、という落胆の気持ちですが、先日の参院選挙では女性当選者が35人で過去最高の当選率だったようで、少しずつ改善しているようにも思います。

ただ、これは早々簡単に解決できる問題ありません。根底にあるのは根強い家父長制の存在があると思います。この制度がある限り、女性の地位はなかなか向上しないし、家事や育児や介護からも逃れることはできないと私は思います。社会保険の第3号という身分が作られたのもそうした経緯と関連していると思います。女性を守っているという建前ですが、反面女性を一段下に位置付ける方が都合が良いという一面もあるのではないでしょうか。女性の賃金も男性の約7割に抑えられていますし、様々な制度や社会が、まだまだ女性活躍と相反している状態に見えます。

社会的に家事や育児や介護はかなり軽視されているように感じますし、フルで働けないだけで一気に最低賃金ラインの時給になってしまうことも、とてもバランスが悪いと思います。家事や育児や介護を抱えている人たちを弱者に追いやって、いかにも正当な理由で安く使っています。非正規の社員も同じです。

要するに何が問題かというと、離婚したりして一人になってしまったら、普通の生活ができるだけ稼ぐのが難しいということです。非正規やパートはこれまで家計の補助的な収入の人が多かったけど、それが支える人になったら立ちゆかない。これを何とかしていかないといけないな、と日々思っています。

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