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経営理念は飾り物ではない

ビジネス

昨夜は、Zoomで神奈川県中小企業同友会のオリエンテーションに参加しました。中小企業の経営者が参加するコミュニティで、昨日も40名以上の参加がありました。各支部の活動紹介と、若手経営者の方の講演がありました。講演されたのは、3代目の後継者として引き継ぎながらも、ご自身で更に新しい会社を起業されている、ものすごいバイタリティのある方でした。お話を聴いていると、ただぐいぐい引っ張るだけではなく、従業員に寄り添った温かい社長であることがわかりました。

訪問看護ステーションの事業をされていて、50代の女性従業員が「体力的に、あと10年は何とか働けるかな」と言ったそうですが、社長はそれを聴いてこう思ったそうです。「10年で会社を辞めようと思っているんだな、そうやって不安を抱えながら10年働いてもらうのは辛い。その先も働ける環境を作っていかなくてはいけない。もう思い残すことはないと思うまで働いてほしい」と。

従業員を幸せにしたい、といった理念を持つことは素晴らしいなと思いました。理念というと、綺麗な言葉で理想だけが語られた額縁の飾り物だと私は思っていました。しかしこうして血の通ったエピソードを聴くことで、理念の大切さを思い知ることができました。改めて自分の理念は何なのか、しっかり考えてみようと思います。

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