士業で成功している先生方は、コミュニケーション能力が高く、営業力がある方が多いですよね。しかし士業を目指す方は、割と勉強が得意で営業が苦手な方が多いように思います。だから営業に苦しむわけです。そしてそこに群がるのが「集客・営業します!」という代行会社や、紹介会社、もしくは起業家支援セミナーなどなど。いかにも「お客さん取れなくて困っているでしょう」という感じで接近してきます。
営業が苦手なのでどうしてもそう言われると心が揺れます。とは言え、営業力があるに越したことはないのですが、いかに付加価値の高いサービスが提供できるかだと思います。顧客は、営業マンがどんなに言葉巧みに勧めても、欲しくないものは買いません。だからこそ、顧客のニーズをつかむことが大事なんですよね。
私は当初ITと社労士を掛け合わせて仕事をしようと考えていました。しかし「じゃあどうやって?」という部分まで落とし込めていませんでした。一般企業へのクラウド勤怠導入支援なのか?社労士事務所へのIT支援なのか、具体的なビジョンが全くありませんでした。いざ行動しようと思っても、クラウド勤怠の知識もないし、社労士ソフトの使用経験も乏しく、実際にはZoom面談の対応くらいしかできませんでした。唯一WordPress制作だけはお仕事につながっていて、それは大変ありがたく思っています。
当たり前ですが、具体的なイメージと自分がある程度のレベルに達していないと仕事として成り立ちません。改めて自分のこれまでの経験の棚卸しをしながら、私ならではのサービスを探っていこうと思っています。
結局正解はなくて、私が超有名な社労士になったらそれが成功体験いなるわけで…。いや、私は超有名な社労士になりたいわけではないんです。どちらかというと1日1組しか宿泊できない秘湯の宿、みたいな立ち位置を目指したいです。もっと勉強もしなければ…。