育児休業給付金の改正や、両立支援等助成金など、仕事と子育ての両立に関する制度が整備されつつあります。これは良いことだと思う一方で、両立がいかに大変かを思うと複雑な気持ちです。私は子供3人を育てているので、育児休業給付金のセミナーや両立支援コーディネーターをやったら?と言われることがあります。
しかし育児が想像以上に大変だと知っているので、職場復帰や両立なんて、簡単に推進していいのだろうかと思ってしまいます。両立については、20年前に比べたらかなり理解は進みましたが、それでもまだまだ肩身が狭い身です。むしろ少子化が進んだことで、子育て世代はマイノリティであるとさえ感じます。
とは言え、女性も働かなければいけない家庭ではそんなこと言っていられません。大変でも何とか乗り越える方法を考えていく必要があります。しかし産前産後の体調には個人差が大きく、誰もが出産直前まで働けるわけではありません。産後の回復も同様です。また子供の気質によって育児の大変さは様々です。
こうした課題も含めて両立支援ができたら素晴らしいですよね。個人的には、子供がある程度の年齢になるまで女性が働かずに育児に専念できるといいなと思っていますが、それは現代では理想論なのかもしれません。令和4年度の両立支援コーディネーター研修も検討してみようと思っています。