先日「繊細さんの本」と「生きづらい人のための人生戦略」という本を読みました。どちらも良い本でしたが、特に後者の本は気づきがありました。生きづらさは「内向的な性格」にあると書かれています。内向的な性格は他者に振り回されやすいので、ストレスをためやすく生きづらいのだそうです。だからコミュニティに依存しなくても生きていけるようにする人生戦略を提案しています。内向的な人が外交的になろうと明るく振舞っても、根本的な価値観が違うので外交的な人にはなれません。自分に嘘をついても疲れてしまいます。
しかし世の中は圧倒的に外交的な人を好みます。クラスでも明るくて面白い人が人気だし、営業職では話術や明るい挨拶が欠かせません。気軽に話しかけたり、人の輪に入れる人が好かれます。だから外交的でないと成功できないのだと、私はずっと思ってきました。特に開業するには人脈が大事だとよく言われます。しかしそれは絶対条件ではありません。
ところが、この人生戦略の本は実践的であるがゆえにかなり時間がかかる取り組みです。コミュニティに依存しないということは、会社に属せず自分で稼ぐということです。内向的な性格でこれをやろうとすると必然的に時間がかかります。私ももうすぐ開業丸三年ですが、やはり立ち上がるまでに時間がかかりました。それでも生きづらさは相当軽減されたと思っています。
私自身やっと繁忙期がひと段落し、現在は就業規則の作成に取り組んでいます。この本を参考にしながら、今一度戦略についても考えたいと思います。
