少し前にツイッターで「若い人が”すごい”と言ってくれるのは、接待されているのと一緒」といったつぶやきがありました。なるほど、と思いました。若者や新人は社会的に立場が弱いので、どうしてもそういった接待をしていかないと生き残れません。どんな場所でも、可愛がられた方が得をします。
しかし、逆に年配者やベテランの方は、これを「若手と親しくできている」と勘違いしてはいけない、と短いツイートの中で警鐘を鳴らしていました。
これは仕事の世界だけではなく、様々な場面でよくあることだと思います。結局は人間関係は力関係で成り立っているのかもしれません。だから権力者が権力を失うと人が離れていったり、その逆もしかりです。利害と言ってしまえば寂しい気もしますが、人間関係とはある程度そういうもので、自分の価値は人の評価とは全く無関係なのです。
それでも、褒められて嫌な気持ちになる人はいません。お世辞やゴマすりでも、人を喜ばせることが悪いこととは全く思いません。誰だって「すごい」と言われれば嬉しいものです。何でもかんでも持ち上げるのは白々しいですが、こうした言葉を発するハードルを下げておくのも円滑なコミュニケーションのコツなのかな、と思ったりします。
そして自分が年配者やベテランの立場になったら、本気で若い人の話を聴く姿勢を忘れたくないと思います。