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アート作家の著作権侵害報道を見て思う

ビジネス

先日の芸能ニュースで、船越英一郎さんの交際相手のアーティストが著作権侵害の疑いというのがありました。写真を模写するアート作家が、写真家の著作権許諾を得ていなかったと報道されました。

これは他人事ではないなと感じました。社会には「知らなかった」では済まされないことがたくさんあります。大企業であれば、しっかりと専門部隊が配置されているので、よほどのことがない限りコンプライアンス違反を犯す心配はないでしょう。しかし経営者や士業、フリーランスなど自分が判断しなければならない立場では、こうしたリスクがつきまといます。認識が甘いと大変な目に遭う可能性があります。

自分の専門外のことは、どうしても「まぁいいか」と放置してしまいがちです。特に指摘されない限り、どうしても現状維持を選んでしまいます。前述の著作権の件でも、許諾を取らないと損害賠償が発生するよ、といったことまで教えてくれる人は意外といなかったのかもしれません。例えいたとしても、本人は「どうしたらもっといい絵が描けるか」とか、「次はどんな作品にしよう」といった事を考えて、深刻に捉えていなかったのかもしれません。(詳細はわかりませんが‥)

コンプライアンスというと、何となく自分とは遠い世界の話のように思えますが、実は身近なのかもしれないと認識した報道でした。

私は労務分野のコンプライアンスチェックを行う立場です。自分を戒めると共に、使用者が思わぬところで足をすくわれないよう尽力していきたいと思います。

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