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久々に就業規則について考える

ビジネス

開業当初、就業規則の作成業務に力を入れていました。研修などでその重要性を理解していましたし、整備していない会社が多かったからです。しかし手間がかかる割に感謝されない仕事で、段々と積極的に受任しなくなりました。会社のルールや理念をしっかり作りたいという経営者がいる一方で、助成金に通るものをとりあえず準備したい、という方もいます。

それぞれ意識が違うのは仕方ないのですが、とりあえず作っておくとか、20人以上だから必要という理由でどこかからコピペしたものをそのまま置いておくのは危険です。普段何も問題が起きなければ、就業規則などただの紙の束かもしれません。しかしひとたび労使問題が発生した際には、就業規則が判断基準になります。もちろん労働基準法や労働契約法を順守した上で、会社としてはどうするのかを決めておくのが就業規則です。そのため就業規則を作成することは労基法を理解することでもあります。先ほどコピペした就業規則が危険だと言ったのは、そこに労基法を上回る条件が記載されていれば、その通りにしなくていけないからです。経営者の思いはそれぞれで、働き方にしても賃金の支払い方、休暇の与え方など様々です。それをどこかの会社と同じにしてよいのでしょうか。

久々に就業規則について考える機会があり、開業当初の気持ちを思い出しました。手間がかかる割に感謝されない仕事ではありますが、就業規則の研究と作成業務は社労士の使命かもしれないと改めて思いました。

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