先週から夫がコロナに罹って自宅療養していました。食事を時間差にして、なるべく接触しないように神経を使って疲れました。その間に長女が学校祭や、長男の都内見学などがあり、目まぐるしい一週間でした。業務的にも年度更新や、一人親方、就業規則など色々とあり、取りこぼしのないよう必死に対応しました。年度更新はやっと終わりが見えてきてほっとしています。それにしても労働保険料が高いのが忍びなくて、私が罪悪感を感じる必要はないのですが、何となく通知を送るのが憂鬱でした。不明点を解消して少しでも納得して頂けるように努めたいと思います。
さて、最近読んだ本も紹介します。浅田次郎の「王妃の館」です。こちらは10年ほど前に映画化されているようです。パリのパックツアーに参加する旅行者たちの物語です。印象的だった言葉を引用します。ツアー側の不手際が発覚した時に、参加者の一人が「200万円も払ったのだから」と言いました。それに対して他の参加者が「大金を払ったからそれだけのことをしてもらおうなんて思ったことはない。(略)払ったお金の分だけは自分で楽しまなけりゃならない」と言ったのです。
物事の価値は捉え方によって変わるのかもしれません。あらゆるものに値段はついていますが、それは便宜的なもので、その人にとっての価値は金額では測れないものかもしれません。だったら自分から価値を最大限にする方法を考えて行動した方がいいですよね。やってもらって当たり前という気持ちでいるより、発見や楽しみが増えるような気がします。