今年に入ってから東野圭吾作品を3冊読んでいます。今までミステリーは全く読まなかったのですが、次女に勧められて読んだら面白くてすっかりハマっています。タネ明かしではなく人間の心の在り方に感動します。本は知識を得るために読む、というのが今までの私でした。自分の経験には限りがあるので、少しでもノウハウや現状を知りたいと思っていました。得体の知れない不安感からいつも飢餓感がありました。
しかしいくら知識をインプットしても、自分の行動を変えないと何も起きないことがわかりました。極端に言えば何も知らなくても、物事を前に進めることはできます。逆にどんなに準備万端でも機会がなければ活かすことができません。得た知識を活かすことが重要なのです。実は30歳くらいの時にも同じことを思っていました。当時はプログラム言語のJavaを熱心に学んでいたのですがなかなか開発の機会に恵まれず燻ぶっていました。その時にある人材コンサルの方に、「もう散々学んだのだから活かすことを考えた方がいい」と言われました。しかし活かすといってもスキルが中途半端で全く自信がありませんでした。その時はJavaの講師を勧められましたが、とんでもないと思っていました。
実は先日もお世話になっている社労士の先生に商工会のセミナー講師をやってみたらどうか、と言われました。しかしこれまたとんでもない、と思って尻込みしてしまいました。自信のない自分はなかなか変えられません。自信があるからやれるのではなく、挑戦するから自信がつくのかもしれませんね。