2022年11月18日、19日は特別研修のゼミナールでした。二日連続のハードなスケジュールでしたが何とか遅刻欠席なく終えることができました。もう肩がガチガチです。
ゼミナールは弁護士の先生が、これまでの設例や申請書・答弁書の起案について講義して下さいます。ただ聴いているだけではなく、会場にマイクを回して発言を求められます。1日目と2日目は別の先生が担当されたのですが、どちらの先生も素晴らしくて「弁護士ってかっこいい!」とひたすら思う2日間でした。というのも、労働紛争に携わる弁護士の先生がどのような視点で裁判に臨むのか、その片鱗を垣間見ることができたからです。社労士の試験には民法がなく、各労働法の根拠が民法のあることをほとんど意識しません。しかしこうした法体系を知ることで、視野が広がり、多面的に考えられるようになると感じました。
また就業規則の重要性を改めて感じました。就業規則がないと懲戒解雇を裁判で争えないという論理を丁寧に説明して頂きました。要件定義が重要だと、よく法律の本に書かれていますが、その意味が少しわかったような気がします。
就業規則については、いつもどういうものが正解なのかモヤモヤしたものを感じていました。信頼できる先生のテンプレートをそのまま使っていれば安心なのか、若しくはどこを変える必要があるのか、といった点には絶対的正解がありません。しかし法を丁寧に理解していれば、必要かどうかの判断がより鮮明にできるようになると感じました。だから自分でどれだけ研鑽できるかが、今後の自分の社労士の質を上げるのだと思いました。すごく地味だし、すぐには成果がでないし、合格のようなご褒美もないけれど、これをやっていきたいと思います。