昨日久々に本屋さんに行きました。自己啓発系の本が好きなので、ついそのコーナーを見てしまうのですが、本当にあらゆる改善ノウハウ本で溢れています。こうすれば簡単にうまくいく、というタイトルの本がたくさんあります。
しかしこうした本を散々読んできた自分は「そんなわけない」と思います。読んでいる時は希望に満ちあふれて、変身後の自分を想像しながら幸せな気分になれます。でもそれで終わりです。読み終えたら夢も一緒に終わります。何故なら実行するのは大変だし面倒くさいからです。せいぜい1回か2回やって気が済んで、しかも大した成果も出ないので続きません。結局何かを成し遂げるには相当な覚悟か、自分の生活を変える仕組みが必要で、1冊本を読んだくらいじゃ絶対に変われません。
先日もみんチャレの断酒チームに「資格試験を受けるので断酒したい」と参加してきた方がいました。私も社労士試験を機に断酒したので、とても応援したい気持ちでした。しかしその方は3日記録したまま強制退出になりました。せっかく決意しても、みんチャレだって3日坊主になるんです。お酒という目の前のニンジンには勝てなかったということです。
人は本音でしか生きられないので、試験に合格したい、お酒をやめたい、というのが心からの本音でなければ行動できません。ちょっとやってみたいけど面倒くさい、と思うものはほとんど成し遂げられないということです。逆に本当にやりたいことは誰かに止められてもやるかもしれません。だからといって自分探しのように、無理やり自分のやりたいことを探す必要もないと思います。ただ自分の本音は何だろう、という問いを続けていると見つかるかもしれません。
でも自分の本音は意外と自分では気づかないこともあるので、紙に書き出してみるのもいいですよね。私はやっと長女の受験が山を越えたので、自分の本音を整理していこうと思っています。
