今日はタブレット純さんの講演会に行ってきました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、タブレット純さんは昭和30年~40年の昭和歌謡曲を歌ったり、モノマネをする歌手でお笑いタレントです。ラジオで存在を知って、その独特なキャラクターに魅かれました。カルチャーセンターの講座だったので、30名くらいの少人数で歌声を聴くことができました。観客の年齢層が高くて驚きましたが、考えてみたら古い歌ばかりなので、当然ですよね。私はほとんど知らない歌でした。。
しかしいい歌がたくさんありました。ちあきなおみさんの「喝采」やロス・インディオスの「知りすぎたのね」など良かったです。そして何より昭和歌謡とモノマネをミックスした異色な存在感がすごいと思いました。古い歌は、歌手の方が亡くなっていたり、引退されていたりしてなかなか生歌を聴く機会がありません。だからこそニッチなファンがたくさんいるのだと感じました。
よくどんな業界でもニッチな市場を狙えと言われますが、彼は狙ってその地位を築いたわけではないと思いました。経歴を聞いてそんな簡単な話じゃないと知りました。みんなと同じことに安心感を覚えるうちは、自分の個性で勝負できないように思います。人と違っていることこそが、自分の価値なのです。