3月19日(火)は県会の特定社労士研修でした。特定付記から約1年経ちましたが、紛争解決の事案に携わることはありませんでした。しかし一昨年のグループ研修で学んだ内容は大変有意義でした。そこで県会の研修も受けてみようと思ったのです。受講者は30名ほどで、内容は主に判例の解説でしたが、とにかく先生が頭が良くてすばらしかった。私もまだまだ学びが必要だと大いに刺激を受けました。またADR委員会の募集もあり、特定を活かす方法があることを知りました。今回は応募しなかったのですが今後やりたいです。
そして週末は久々に読書をしました。今年直木賞を受賞した河﨑秋子さんの「ともぐい」とふかわりょうさんの「いい人辞めました」と神谷美恵子さんの「生きがいについて」です。前者二冊は読了しました。「ともぐい」は明治時代に北海道で狩りをして生きた一匹狼の話です。熊狩りの描写が素晴らしく、その中で生きる意味を探し続ける主人公に共感しました。世界観はゴールデンカムイです。この生きる意味については、「生きがいについて」に通じる部分があって考えさせられます。
ふかわさんの本はサイン本お渡し会に参加しました。ラジオでよく聴いていて、共感できる部分が多かったのでお会いしてみたいと思いました。実際お会いしたら思ったよりずっとオーラがあってびっくりしました。本は「いい人は好かれない」というのがテーマで、ユーモアもあり楽しい本でした。いい人でいようとするのは自分に自信がないから、と書かれています。「いい人は好かれない」というのは私も実感しています。気を遣って、嫌なことを引き受けて、できるだけ人の要望に沿おうとしても、必ずしも好かれません。結局人に嫌われないように無難にやり過ごしている人は魅力的じゃないってことだと思います。多少非常識でも自分を表現する人の方が人を惹きつけるようです。恐れずにもっと自分を出して、過剰にいい人でいようとしなくていいのかなぁと思いました。