長女の高校でPTAの広報委員をしています。今年は電話勧誘の役をすることになりました。正直電話勧誘はやりたくなかったのですが、学年が上がるにつれて委員数が減ってしまい、致し方なく申し出ました。しかし委員の中で「私は電話がすごく苦手なのでパスさせてください」と言う方がいました。私だって嫌なのに引き受けたのに…、としばらくモヤモヤしました。
チームワークではよくあることです。誰かがやらなくてはいけない嫌な仕事。それを何となくやらずに逃げる人、やってくれる人に大げさに感謝して内心ラッキーと思う人、今回のように正直に言う人など色々です。逆に進んで快く引き受けてくれる方もいます。私は不満気に嫌々引き受けるタイプです。
そんな時、たまたまユーチューブ動画のサムネイルが目に入りました。「他人がしたことと、しなかったことを見るな。自分がしたことと、しなかったことだけを見よ」というブッダの言葉でした。なるほどなと思いました。他人がしたこと、しなかったことに執着しても全く意味がないということです。電話勧誘しない他人のことを恨んでも仕方ない。ただ自分がすべきことをするだけなのです。
自分がしてあげたことにお礼を期待するのも同じですよね。相手がするかしないかは相手の勝手です。自分で決められるのは自分がするかしないかだけです。やりたくないことをやるのも自分が選んだ行動です。やらない選択もできたのに嫌々やるのは、自分に利益があると思ったからです。いつも人の言動に振り回される私にとって、大きな教訓だなぁとしみじみ思いました。